ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手が、2025年シーズンに向けた本格的なトレーニングを開始したことが明らかになった。2024年シーズンは打者専念で歴史的な活躍を見せた大谷選手だが、来季は投手としての復帰も見込まれており、真の二刀流としての活躍が期待されている。
ドジャースのアンドリュー・フリードマン球団社長は記者会見で、「翔平の肘の状態は順調に回復している。医療スタッフとトレーニングチームが綿密な計画を立てており、2025年シーズン中盤からの投手復帰を目指している」と述べた。
大谷選手は2023年にトミー・ジョン手術を受け、2024年シーズンは打者として専念。それでも打率.310、54本塁打、130打点という驚異的な成績を残し、MVPを獲得した。投手としても160km/h超の速球とスプリッターを武器に、手術前は防御率2点台の好成績を記録していた。
スポーツビジネス界への影響
スポーツビジネスアナリストの田中裕介氏は、「大谷選手の二刀流復活は、MLBのマーケティング価値をさらに高める。特にアジア市場での放映権料や広告収入の増加が見込まれ、ドジャースだけでなくMLB全体の収益に大きく貢献するだろう」と分析している。
実際、大谷選手のドジャース入団後、同球団のグッズ売上は前年比で350%増加し、ホームゲームの平均観客動員数も15%増加した。投手復帰が実現すれば、さらなる経済効果が期待される。
ワールドシリーズ連覇への期待
ドジャースは2025年シーズンに向けて、大谷選手を中心とした戦力補強を継続しており、ワールドシリーズ連覇を目指している。大谷選手の投打二刀流復活は、スポーツビジネス界においても2025年最大のトピックとなりそうだ。